今週、東日本震災から9年。
今日は、Fukushima50を観てきました。
私は、実家が福島県いわき市で、この映画はぜひ観たいと思っていました。
震災時の原発事故では、東京電力が大変な非難を浴びていますが、この映画では、
現場の命がけの頑張りが良く描かれています。
現場の彼らの決死の対応が無かったら、日本の半分が住めない状態になるところだったようです。
福島原発に関しては、設計不良があったか否かわからない私は非難することはできません。
想定外の津波が原因だと思っています。
というか、そう思うようにしています。
福島は原発の被害が大きかったため、津波の被害については、宮城や岩手に比べるとあまり報道されていないと感じています。
月に数回、実家に帰りますので、時々、津波の被害があった海岸沿いを車で走ることがあります。震災直後は、そのエリアに入ることもできない状態で、車で入れるようになったのは数ヶ月後だったと記憶しています。ようやく車で入れるようになった直後は、悲惨な光景で、元の姿がどうだったかわからないぐらいでした。
震災が3月でしたが、私はその年のお正月、親戚全員で海沿いの旅館に泊まっていました。
つまり、震災当日の約2ヶ月前です。その旅館は、震災時の津波で流されてしまったんです。
あと2ヶ月違っていたら、親戚全滅だったかもしれません。
原発の話に戻りますが、この映画おすすめです。
原子炉容器内の圧力が上がり、いつ爆発してもおかしく無い、という状況で、その圧力を下げるために、高線量の建屋内に行かなくてはならず、被爆覚悟でその対応にあたった担当の方々には頭が下がります。彼らのおかげで、あの程度で済んだ、というのが事実のようです。
「あの程度」とは言っても、絶大な被害ではあったわけですが、決死の覚悟で対応した方々の話をこの映画で描けたことは良かったと思います。