その後、新製品開発も無事完了し、製品出荷まで漕ぎ着けることができました。
その間、主治医であるサラ先生の指示通り、ずっと抗うつ剤は飲み続けていました。
この抗うつ剤については、話の続きがあります。
症状は回復してきて、頭が重い、というのも無くなってきたので、サラ先生に
薬はもうやめてもいいんじゃないかと聞きましたが、完全に回復するまでは飲まないとダメ、とのことで、薬は停止されませんでした。
薬の影響かどうかがわからないのですが、便秘と、心拍数が多い、という症状が数年続きました。
サラ先生に相談したところ、抗うつ剤は、そういう副作用は無いはず、ということで、便秘については下剤を飲んだらどうか、と言われました。
これにはちょっと驚きました。
便秘だから下剤、って、短絡的でしょう。
抗うつ剤の量は少し減らしてもらいましたが、この頃から、サラ先生にちょっと不信感を持つようになりました。
心拍数が高い点については、近くの内科で診てもらいました。
血圧が少し高めで、そのせいではないか、とのことで、
血圧を下げる薬を処方してもらいました。その後、約1年ぐらいでしょうか、内科通いをしました。
それで、少しは心拍数は下がった感じではありましたが、なかなか正常値にはなりませんでした。
私は、抗うつ剤の副作用だと思っていました。
そうしているうちに、突然、B部署は、シミバレーのベンチュラ社へ転勤することになりました。
それに伴い、心療内科も変更することになり、そのための紹介状は作成してもらいました。
しかし、転勤後、自分ではもう回復していると思っていたこともあり、紹介状はどこにも提出しませんでした。
つまり、新たに心療内科へは行きませんでした。
そして、抗うつ剤に懐疑的だったため、しばらく抗うつ剤を止めてみました。
転勤に伴い、内科通いもやめてしまったので、血圧の薬もやめてしまいました。
この頃はすでに、頭が重い症状や鬱症状は、ほぼ感じない状態でした。
すると、しばらくすると、便秘が解消され、昔通り、毎朝普通にお通じがあるようになりました。心拍数も正常値に戻りました。
抗うつ剤が原因だったことがはっきりしました。