話がちょっと専門分野に飛んでしまったので、元に戻します。
その後も、ミーティングの席上で、サミー部長が私のやり方を批判、叱責する発言があり、そのストレスがどんどん積み重なっていきました。
ある時は、社員、派遣の全員が出席するミーティングの席上で、私を名指しで批判することもありました。
もう、課長職である私のプライドはズタズタです。ストレスは溜まる一方です。
このミーティングが最悪だったのですが、心がズタズタになったことだけ覚えていて、何のミーティングだったか思い出せません。
その時は、ミーティング後、もう頭にきてしまい、早退しようと思いましたが、派遣のタミーが、私の心中を察してくれたことに救われ、早退は留まりました。
また、仕事中に、たびたびサミーから呼び出されることがありました。
進捗の確認だったり、前述の体調不良者のことだったり、色々です。
そのたび考えが中断します。それがかなり効率を落としていました。
サミー部長は、元々ハードウェア設計者で、ソフト設計については、上辺だけしか知らない人です。
(もしかすると、サミー部長本人は、よく知っているつもりなのかもしれませんが)
A部署のハードウェア設計、ソフトウェア設計の上司は、設計者としても人としても尊敬できる人でしたので、その人の下での仕事は楽しく、いろいろと勉強もさせて頂きました。
しかし、サミー部長は、エンジニアとして尊敬できる人ではありませんでした。
次第に、サミー部長とは話をしたくなくなり、反論しても時間が無駄になるので、とにかく、話を早く終わらせることに集中していったような気がします。
こうしているうち、次の事件が起きました。
コニーが会社を辞めることになったのです。
サミー部長から辞めることを聞かされました。
その時の話ですが、サミー部長が、辞める理由をコニーに聞いたら、
「言いたくありません」と言ったそうです。
そして、「あいつ(コニーのこと)はダメだなー」と、コニーのことをもっと知ろうともせず、心無い言葉で話は終わりました。
その後、コニーは辞める理由を口にすることはありませんでしたが、私にはわかります。
コニーの再就職先は派遣の仕事らしくて、給与が半分とか三分の一とか、かなり減ってしまうらしい、というのを聞きました。それでも辞めたかったんです。