こうして仕事を続けていく中で、次第にストレスとなる出来事が多発してくることになりました。
体調不良の担当者が多い原因も、なんとなく、後からわかってきました。
前述の体調不良のメンバーについては、たびたび、サミー部長からの状況確認があり、「ちゃんと面倒みてるのか?」みたいな話がありました。
まるで私が彼らを面倒見ていないような言い方だったので、その都度、嫌な思いをしていました。
週に一度、会社の業績報告や、担当者各自の進捗報告を兼ねて、サミー部長主催のミーティングがあります。
そのミーティングでは、会社の業績報告など、数値で報告される事項が多い事もあり、メモを取りながらのミーティングになります。
これを見ていたサミー部長が、全員の前で、私とコニーを名指しで、
「マイケルとコニーを見てみろ、メモばっかり取ってないで、みんなの顔を見て話を聞く方がいいんじゃないの。」
打合せ後に、私とコニーだけを呼んで、このようなことを言うなら、なんとなくわかります。
担当者全員の前で言うことなのでしょうか。課長職としての立場がありません。
そもそも、ミーティングの議事録が作成されるので、メモを取らないと作成もチェックもできないからメモを取っているんです。
別な日の特許に関するミーティングでも、サミー部長の心無い発言がありました。
一年に数回、特許のネタ出しのミーティングがあり、取りまとめ者である私が主催者です。
何件かの特許ネタを箇条書きにしたものをリストアップし、
それについて深掘りしたり、それを元に関連特許がないか、などの意見を挙げていく、という形で進めようとミーティングに臨みました。
しかし、毎回そうなのですが、あまり、担当者からは意見が出てこなくて、
あまり有意義なミーティングになりませんでした。
そこには、サミー部長も出席していて、その席上で、私に対して、次の一言がありました。
「マイケルのこんなやり方じゃだめなんじゃねえの」
昔はどの部署でもこのようなミーティングをやっていました。それなりに成果があったと思います。
B部署では昔ながらのこのミーティングをやっていたようです。
私が元いたA部署では、こんな特許ミーティングは開催しなくても、毎期、ノルマの件数は出願していました。
そのため、B部署に異動してきて、こんなミーティングをやること自体、おかしいと思いながら、サミー部長がやれと言うので渋々やったのが正直なところです。
ミーティングを開催したら、先の一言で終わりです。
こんなことを言ったらB部署の設計者に怒られそうですが、ソフトウェア設計、ハードウェア設計共に、A部署に比べてB部署はちょっと遅れている、
というのが正直な感想でした。